今年5月に92歳で亡くなった
絵本作家の 加古 里子(かこ さとし)先生の
最後の絵本が今月の11月8日に発売されました。
『みずとはなんじゃ?』 小峰書店
かこ さとし・作
鈴木 まもる・絵
私はたまたまテレビで
6月4日(月)に
NHK『プロフェショナル仕事の流儀
こどもたちのためにかこ さとし最後の記録』
のドキュメンタリー番組
をみました。
体調が悪く、絵を描ききることに自信を持てなかった
加古先生が3月、編集者を通じ自然に精通されて
いる加古先生の大ファンの画家鈴木さんに依頼されました。
鈴木さんは先生と直接やり取りされていました。
息をするのも苦しそうな加古先生が、絵本の意図を懸命に
鈴木さんに伝える
場面はもう涙が止まりませんでした。(涙)((-“-)
先生は「水を総合的に捉えた集大成の作品を作りたいー。」
と2年以上前からこの案を温めていたそうです。
(先生のお身体の具合を考えると凄すぎます。)(*_*)
この本の内容ですが、
水の性質や役割を、生活の中の身近な例とともに紹介
されています。氷や水蒸気に変わる水を「にんじゃ」「やくしゃ」
と呼ぶなど、お子さんにもとてもわかりやすく表現されています。
おしまいはスケール大きく読者に環境の保全をも伝えています。
まさに加古ワールド満載の絵本だと私は思います。
私だけでしょうか?
絵本に出てくる登場人物の「りょうりにん」と「いしゃ」
は加古先生にそっくりなんです。(笑)
また本屋さんで一読してみてください。
今、購入すると初版限定の特製冊子がついています。(*^。^*)
https://www.komineshoten.co.jp/search/info.php?isbn=9784338081610